「どーせ私がこれやっても、あれこれ言われるだけだし」

「これやってもどーせあの子の方がいい出来なんでしょ」

「テストでいい点取ってもどーせ比べられるだけだし」





小学生の時からこれが口癖になった。

何やってもどーせ比べられる。

何やってもどーせあの子の方が成績がいい。

あの子の方が評判がいい。

先生の信頼も厚い。

後輩からしたわれる。

友達だってあの子の方が多い。

憧れてたあの人だってあの子は普通に話をする。

私なんて目もかけてくれないのに。



学校だけじゃない。

近所のうわさもあの子の方が評判がいい。



そうやってどんどん諦めていった。

諦めるのが癖になった。

と言うより諦める方が楽になった。


諦めたら何も言われない。




そのはずだった。




諦めても追いかけてる。

あの子が。


私がどんなに逃げても

「あの子はこれくらいやっている。

どうしてお前はやらないんだ?」

と、親の姿をして追いかけてくる。



どれだけ逃げたら追いかけてくなくなるのだろう?

どこまで逃げたらいいんだろう?

それより、

いつまで逃げないといけないの?

もういい大人なのに。

お互い、結婚して家庭も持っているのに。

いくつになれば、あの子から逃げられるの?

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ずっと思っていたけど

私が恐れていたのはあの子じゃなかった。


妹だった。



超優等生のあの子と比べるっていうのは

親にとっても私にとっても都合がいい。

誰もが認める超優等生。

あの子だったら比べるのには申し分ない。

どんどん比較してどんどん陥れたらいい。

そうだ、それがいい。

兄弟と比べるより、同級生のあの子と比べる方が

どれだけ説得力があるか。

子供の頃は年下の子と比べるのはどうしても無理がある。

それが同級生なら比べやすい。

こんなに都合のいいことはない。




そんな自分のことに気がついた。



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私は、あの頃の中学生のときあkら気持ちが止まってしまっている。

上を目指そうなんて気持ち、

妹が怖くてしまいこんでいた。



「どーせ私なんて」

そう言っておけば妹の攻撃はない。

「グズグズしただらしない姉」

それが妹が求める姉の像。

そうしておけば家庭は平和だ。

諦めて諦めて

そうやって生きてきた。



その落とし前はいつ着けるのか?



それはまだわからない。